にらもやしとまとの日記

さすらいのぴやの弾きのたわごとです

学生の皆さんへ。

いろいろ思いを巡らせる毎日です。
インフルエンザも風邪も流行が抑えられているそうです。
いい事悪い事は背中合わせです。

そんな中、
思いがけず自分自身が感染してしまって
やりたい事ができなくなったり、
大切な人が病気で入院されても
お見舞いに行けなかったり、
練習中止から出演辞退や開催中止に追い込まれたり、
いろんな事が起きています。

誰に聞いても正解はいろいろだし、
万全の対策と言っても100%はないし、
そうして考えていくと足はすくむばかりです。

でも、
いい事悪い事は背中合わせ。

正解がいろいろなら自分なりの答えを考えよう。
受験だって100%じゃなくても受かった人はいるし、
病気だって100%じゃなくても治った人はいる。
まず一人ずつが、自分ができる事を考えてみよう。
例えば合唱で全員が集まれなくても、
少しずつのグループならできる事があるかもしれない。
何らかの突破口がないか、じっくり探してみよう。

あとは優先順位。
その学校に所属しているうちに歌う事が大切なのか。
その仲間と歌う事が大切なのか。
その歌を上手に歌う事が大切なのか。
「聴いてほしい」と思う人はどんな歌を聴きたいだろうか。

季節外れだっていいなら延期はできないのか。
目の前にお客様がいなくても、
歌っている姿を誰かに見せる方法はないのか。
そのために力を貸してくれる人はいないか。
そこももう一度考えてみてもいいかもしれない。

ご褒美が欲しくてやっているんじゃない事、
悔しくて泣いた思い出のある事は、
決まった方法でできないからと全てを諦めるのはあまりに惜しい。
その山に登る道は他にないのか、今一度探してみませんか?

今までに険しい山に挑んで、失敗もしたけど諦めずにどうにか登った、
そんな経験と熱意のある大人が、いい知恵を貸してくれるかもしれない。
そういう人が見つかった時は、本気でやりたい事を伝える。
どのくらい本気なのかは目つきや話ぶりを見れば分かります。
もし何か失礼があれば、自分の非礼を認めて謝ればいいのです。
若い人を応援したい大人は、実はたくさんいます。
将来、皆さんが今度は自分より若い人に
「失敗もしたけど諦めずにどうにか登った大人」
になってそれを繋いでいけるように、
どうかまずはその夢を叶えようと再び立ち上がって、
願わくばその夢が実現されますようにと祈っています。