バタバタしており、
新年のご挨拶以降、更新がままならない状況ですが、
もう立春も過ぎましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年も難曲の数々との死闘を繰り広げつつ、
なんとか今日を生ききる、その連続です。
いつになったら譜読みがもっと楽になるかと思っていたら、
歳のせいか目が悪くなったり、
そこから肩こりが酷くなったり、
譜読みは前よりも苦労するようになりました。
思い返せば、学生時代が一番速かった気がします。
あんなに追われるように譜読みする日々だったけど、
なんとか一週間で次の曲を弾いて、
レッスンに持って行ってましたもんね。
その分、深く考えないままで弾いたりして、
たくさんの作曲家に失礼なことをしていました。
今更ですが、有名作曲家の皆様ごめんなさい。
でも、
例えば昨年夏に野間さんとピアノデュオで弾いた
ラフマニノフ作曲の「交響的舞曲」は、
近年でも稀な難曲の一つでした。
自分が弾ききるだけでも大変な上に、
アンサンブルとして美しく、また面白く成立させねばならず、
鑑賞に堪える演奏にするためにグッと深く切り込めたのは、
私にとって大きな収穫となりました。
そうやって、私が悲鳴をあげるくらいの難曲が時々やってきては、
私の姿勢を正してくれているのかもしれません。
今作品(難曲)を通して触れている作曲家の皆様に最敬礼です。