にらもやしとまとの日記

さすらいのぴやの弾きのたわごとです

ついに公開!

7月16日に東京代々木のHakuju Hallにて、
「平林知子・野間春美ピアノデュオコンサート〜原風景を求めて〜」
を開催する運びとなりました。

チラシ表です。
チラシ裏です。

今回デザインをお願いしたのは、
アイヱンキヱンの時にもお世話になった松本かなこさんによるものです。
写真をお渡しして、「シンプルな感じで」という注文をしただけなのですが、
想像以上に素敵なものを作って下さいました。
紙質もナチュラルな手触りで、二人とも大感激しております。
そして、今回チラシに使用した写真は、
どちらもカメラマン平林による撮影ではありません!
では、どなたなのでしょうか??
そして、裏面一番上にあるメッセージは、
私たちを引き合わせて下さった雨森先生によるものです。
いろんな意味で見どころ満載のチラシとなっております。
もしお手元に渡り、ご覧になって頂いて、
「聴きに行ってみようかしら」と思われましたら、
ぜひnomahira.duo☆gmail.com(☆を@に変えてね)までご一報を、
また最新情報は、
Twitterアカウント@nomahira_duoでチェックして頂けましたら幸いです。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます!

今のうちに。

世界が不穏な空気に淀み始めています。
たくさんの罪のない人たちが被害に遭い、
国を追われたり命を落としているようです。
全くひどい話です。
いつ何があるか分からないので、
一言申し上げます。

大学を卒業以来、
たくさんの方々にお声がけを頂きながら、
アンサンブルピアニストとして生きてきました。
個人的な演奏上の恥ずかしい失敗などは数知れず、
意志の疎通がうまくいかずにしくじったり、
スケジュール調整の失敗から音楽的に破綻したりして、
信頼を失って離れてしまうこともありました。
それでもなんとか今日までやってこられたのは、
大きな心で受け止めて下さった方々のおかげです。

いつどういう理由で自分の命がなくなるか分かりません。
それは何らかの事故なのか、明日病気が発覚するのか、
あるいは国全体が不穏なことになってしまうのか、
この先どういう展開になるのか見当もつきませんが、
今日までのことには感謝しかありません。

何だか遺書のようになってしまいましたが(笑)、
でも
「あの時に伝えておけば良かった」
と後悔したくないので、
ここを読んで下さるくらいの顔見知りの方々には
一旦気持ちを伝えておきたくなりました。
あとでこの日記が笑い話になりますように。
明日も家族が元気でありますように。
世の中が平和になりますように。

学生の皆さんへ。

いろいろ思いを巡らせる毎日です。
インフルエンザも風邪も流行が抑えられているそうです。
いい事悪い事は背中合わせです。

そんな中、
思いがけず自分自身が感染してしまって
やりたい事ができなくなったり、
大切な人が病気で入院されても
お見舞いに行けなかったり、
練習中止から出演辞退や開催中止に追い込まれたり、
いろんな事が起きています。

誰に聞いても正解はいろいろだし、
万全の対策と言っても100%はないし、
そうして考えていくと足はすくむばかりです。

でも、
いい事悪い事は背中合わせ。

正解がいろいろなら自分なりの答えを考えよう。
受験だって100%じゃなくても受かった人はいるし、
病気だって100%じゃなくても治った人はいる。
まず一人ずつが、自分ができる事を考えてみよう。
例えば合唱で全員が集まれなくても、
少しずつのグループならできる事があるかもしれない。
何らかの突破口がないか、じっくり探してみよう。

あとは優先順位。
その学校に所属しているうちに歌う事が大切なのか。
その仲間と歌う事が大切なのか。
その歌を上手に歌う事が大切なのか。
「聴いてほしい」と思う人はどんな歌を聴きたいだろうか。

季節外れだっていいなら延期はできないのか。
目の前にお客様がいなくても、
歌っている姿を誰かに見せる方法はないのか。
そのために力を貸してくれる人はいないか。
そこももう一度考えてみてもいいかもしれない。

ご褒美が欲しくてやっているんじゃない事、
悔しくて泣いた思い出のある事は、
決まった方法でできないからと全てを諦めるのはあまりに惜しい。
その山に登る道は他にないのか、今一度探してみませんか?

今までに険しい山に挑んで、失敗もしたけど諦めずにどうにか登った、
そんな経験と熱意のある大人が、いい知恵を貸してくれるかもしれない。
そういう人が見つかった時は、本気でやりたい事を伝える。
どのくらい本気なのかは目つきや話ぶりを見れば分かります。
もし何か失礼があれば、自分の非礼を認めて謝ればいいのです。
若い人を応援したい大人は、実はたくさんいます。
将来、皆さんが今度は自分より若い人に
「失敗もしたけど諦めずにどうにか登った大人」
になってそれを繋いでいけるように、
どうかまずはその夢を叶えようと再び立ち上がって、
願わくばその夢が実現されますようにと祈っています。

直前ですが。

2月13日(日)熊本のウイングまつばせ文化ホールにて、
信長貴富作品展Vol.5」
が開催される運びとなりました。
コロナの感染拡大につき、
歌い手側にも運営側にも何かと難しい状況があったために、
なかなか詳細情報の公開ができませんでした。
演奏会を心待ちにして下さっていた皆様には
気を揉ませておりましたこと、お詫びいたします。

信長貴富作品展Vol.5」は
次の3ステージ構成となっております。

1.うたうたえ〜二部合唱曲セレクション〜
指揮 雨森文也 ピアノ 平林知子
2.スピリチュアルズ(詩:ラングストン・ヒューズ 訳詩:木島始
指揮 雨森文也 ピアノ 石田親子・平林知子
3.新しい歌(詩:ガルシア・ロルカ 訳詩:長谷川四郎 他)
指揮 信長貴富 ピアノ 平林知子

第一ステージでは、しまねカンタート2022でも話題となった
「祈ってもいいだろうか」(詩:谷川俊太郎)他、
二部合唱の作品を信長さんご本人によるセレクトで5曲お送りします。
第二ステージでは、タイトルにあるように黒人霊歌のテキストを時に英語を織り混ぜながら、
ピアノは石田親子さんとの連弾でお届けします。
第三ステージでは、作曲家ご自身による指揮で、
発表当時から大学生を中心に息の長い人気を持つ作品をお届けします。

現段階では、有観客開催の予定です。
入場は無料となりますが、事前登録が必要です。
お一人ずつお名前と連絡先、メールアドレスなどお預かりして、
事務局からの連絡が届きますと登録完了となります。
お問い合わせはこちら↓までお願いいたします。
scholacantorumk.jimdofree.com

歌い手も、当初より人数が減ってしまいましたが、
そのぶん一人一人が合唱熱をより高めながら向き合っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

演奏会のご案内。

今回は自分が出演するものではなくて、
作曲家の信長貴富さんからご案内を頂きまして、
面白そうだったのでぜひ皆さんにもお知らせしたく、
直前なのですが告知です。

神奈川フィル首席ヴィオラ奏者の
大島 亮さんの演奏会です。ピアノは草 冬香さんです。
タイトルの花鳥風月からもわかる通り、
邦人作品を集めたプログラムになっています。

ぶらあぼの記事はこちら。
concert-search.ebravo.jp

フライヤーです。

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和装がステキ!
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裏面はプロフィールなど。

この演奏会で、
信長さんの新作が初演されるそうです!!
ヴィオラは個人的に大好きな楽器ですし、
作品にも興味津々で楽しみに伺う事にしています。
大阪公演は2/7にザ・フェニックスホール、
東京公演は2/14にヤマハホール
いずれも19:00開演です。
まだ合唱作品でしか信長さんをご存知ない方、
楽器のために描かれた作品もこの機会に聴いてみませんか?

御身苦労ん。。

こんな調子でまた練習中止などあったりして、
先の予定も立てづらい昨今ですが、
皆様お元気ですか?

さて、
先日NHKで放送された
ショパン国際ピアノコンクール
録画してあったものを今朝視聴しました。
コンクールの時期は、今回ずっとオンラインで拝見していたので、
(しかもオンタイムで!)
次の審査の待ち遠しさなど鮮やかに思い出しました。
当時は翌日眠くなったりして大変でしたが、
コンテスタントの皆さんの研ぎ澄まされた音楽を
浴びるように聴いておりましたので、
眠くても心がヒタヒタに潤っていました。

若くて瑞々しい、まるでしぶきが見えるような音楽も、
研究し考え抜かれた内省的な、それでいて熱のあるような音楽も素敵で、
それらを全て受けとめるショパンの音楽の魅力を再認識し、
コンテスタントそれぞれの音楽人生の重要なひとときを
少しずつ共有している気分で拝聴しました。

考えさせられたのは、
「これこそショパンだ、と思われていたスタイルも、
少しずつ変化して次へ向かっている。」
ということ。
こうあるべきだ、というのは
音楽のスタイルではなくて信念として持つべきなのですね。
求められるもの、良いとされるものは、時代時代で刻々と変化していて、
自分と社会との関わりの中で、取捨選択のできる感覚を磨き続けること。
常に上書き保存できる順応性を持って、変化を恐れないこと。
それでも変わらないものがあるとすれば、それこそが自分の核で、
それと社会の需要が一致する時、求められる音楽家として生きていけるのだと思います。

歳を重ねていくと、変化や順応することが時にしんどくなるけれど、
これまでこうしてやってきた、というスタイルはあるとしても、
違うものを否定せず、議論や検討する勇気を持って、
これからも音楽家の端くれにいたいものだ、と思っているところです。

2年ごしの24曲。

来たる3月6日(日)、
鳥栖市民文化会館大ホールにて、
「MODOKI CONCERT 2022 〜令和に昭和の名曲を〜」
が開催される運びとなりました。

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プログラムはそのままです。超濃厚です。

MODOKIと言えば、
2021年10月に大阪で開催された四団ジョイントでの
「嫁ぐ娘に」
の名演も記憶に新しいところですね。

年明けに久しぶりに佐賀に伺い、
皆で今回の四作品に向き合ってきました。
ドロドロ豚骨スープのラーメンもびっくりな濃厚さと、
それでいて立ち昇る上質な香りと深い精神性をもつ音楽たち。
生半可な姿勢で立ち向かったのでは
簡単にノックアウトされてしまいます。

練習でいろんなことを試したり、難所を繰り返したり、
自粛中に忘れかけていた「聴く耳」を思い出していく中で、
それを実現する音楽力もさることながら、
最後まで集中を途切らせない気力と体力が必要だと痛感しました。
ここから音楽面、体力面の両方をしっかり充実させていきたいところです。

コンサートチケット入手の方法ですが、
・郵送販売フォームからのお申し込み
フォームで申し込み→ゆうちょ銀行口座へ振込→チケット発送
※振込手数料は申込み者負担 ※送料無料
ws.formzu.net
・チケットぴあ
公演タイトル「MODOKI CONCERT 2022 〜令和に昭和の名曲を〜」
Pコード:209005
URL:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2135027
いずれかよりご購入をお願いいたします。

なお、聴く側にもかなり体力を要求するプログラムになっておりますので、
万全の体調でご来場頂けましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。