にらもやしとまとの日記

さすらいのぴやの弾きのたわごとです

育ての姉たち。

昨日、8年ぶりのコンサートをしたのは、
私が20代前半からずっと関わっている女声合唱ゆきやなぎ

大学を卒業してすぐに後援会の支部役員をしていたのだが、
その集まりの時ちょうど同じく役員で関わられていたY岡さんが、
「あなた、水曜日の午前中って空いてない?
私が行ってる合唱団でピアニスト探してるねん。」
と声をかけて下さったのが発端だった。
おそらくその時に何人かに声をかけた中で、
都合がついたのがたまたま私だったのかもしれない。
けれど、そのご縁があと数年で30年になろうとしている。

一時期は40名以上の人数を誇っていたけれど、
様々な理由で一人減り二人減り、
一時期は人数が一桁になってしまって、歌える曲も限られたりした。
でもそこにいる人は誰一人クサらなかったし、いつも練習は前向きだった。
現在12人。指揮者の松尾先生は、それぞれの声も知り尽くし、
この人数でも生き生きとした音楽集団であるよう導いて下さっている。

思えば、20数年前に関わって初めてのステージ、
指揮者が急病の為に来る事ができず、
いきなり弾き振りでのデビューとなった。
なんとか切り抜けたように記憶しているけれど、
今思えば、あれは何かの伏線だったのか。。

昨日終演後の打ち上げでは、
どのテーブルもワイワイガヤガヤ、大きな笑い声。
「まだ声出てますねぇ。」
と松尾先生。
聞けば、28の時に初めて仕事として指揮者で関わったのが
ゆきやなぎだとの事。
そう言われてハッと気づいた。
私は人生の半分以上、もうゆきやなぎに関わっているのだ。
当時から在団されているメンバーは、
私がまだ何者かよく分からない頃から知ってくれている。
人生初リサイタル、父のお葬式、私の結婚パーティなどに駆けつけてくれて、
その後いろんな場で弾く機会を頂くたび応援してきてくれた。
母というには若いので、「育ての姉たち」と言っておく。

次は6月の大阪府合唱祭、そして8月のジョイントコンサート。
昨日のコンサートで「やればできる!」って分かっちゃったので、
サボらず驕らず、前向いていきましょう!