にらもやしとまとの日記

さすらいのぴやの弾きのたわごとです

さようなら。

また一人、敬愛する音楽家が天に召されました。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ

同じ時代に生きられた事が嬉しい。
残念ながらライブで歌声を聴く事は叶わなかったけれど。

今、1957年ザルツブルグ音楽祭でのライブ録音CDを聴いています。
32歳の時ですね。オールシューベルトプログラム。
ピアノは、これまた敬愛するジェラルド・ムーアです。

私は、物心ついた時にはもう
「ふぃっしゃーでぃーすかう」
という名前を知っていたので、
ずいぶん幼い時から父が聴かせてくれたって事ですね。
わざわざ選んで聴かせてくれた、というか。

この世界に入って、
マーラーの「さすらう若人の歌」や、
ブラームスの「ドイツレクイエム」、
バッハの「ロ短調ミサ」を勉強する事になって、
参考音源をウチのライブラリーで探すと、
そこにあったのは彼の歌うレコードでした。

ありがとう、父さん。

ありがとう、そして、
さようなら、フィッシャー=ディースカウ