にらもやしとまとの日記

さすらいのぴやの弾きのたわごとです

コンクール雑感。

コンクール地方大会は昨日で終了。
結果は結果として、
各団体の皆さん、本当にお疲れ様でした。

ワタクシ自身は、
相変わらず時間に追われる毎日の中で、
もっと良くなる方法は何か、
怖がらずに前に進んでいくために今何が必要か、
いろいろ考えて、悩んで、過ごしました。

ピアノ弾きとして過ごす以外に、
歌い手として過ごし始めて、
さらに指揮者としての時間を過ごすようになり、
いろんな角度から景色を眺める事が実に勉強になります。

たとえば、
「丁寧な音楽」と「停滞する音楽」は紙一重
激しい表情や大きな音量でアピールする事だけが「熱さ」ではなく、
心の中にしっかりと抱いて離さないという事でも表現でき得る。
子音を立てたり前倒しにして「言葉」が分かったとしても、
その「中身」が伝わらなければ無意味。
指揮者が引っ張りまわす(支配しようとする)音楽は、
演奏者の中から発信されるべき「生命の躍動」をおさえつけるので、
ただの指揮者の独りよがりになり、
それは聴いて下さる方の耳までは届いても
心までは遠く届かない。

まだできない事は山ほどありますが、
ワタクシの辞書に「難しい」はあっても
「無理」の文字はまだ見つからないので、
もうしばらく音楽修行を続けてみようと思います。

皆様、
油断して風邪などひかないように、
気をつけて過ごしましょうね。